- Home -




自分のおっかさ(母親)と近所のおばちゃんの会話より...。


おてるとその弟は小さい頃、昆虫を観察するのが好きだった。おてるのみ、まだ好きだったりする...。夏も
終わりかけセミの声もまばらになりかけた頃、素早く飛び回る小さな蝶。その蝶の名前は「イチモンジ
セセリ」という。「どんな蝶かここを見て戻ってきてね。」 で、おてるの弟はこの蝶を特に気に入り
ある愛称をつけた。何時の間にか兄弟同士、その蝶を見ると勝手につけた愛称で呼ぶようになった。しか
し、時が経ち昆虫の観察なんかしている暇がなくなり、勝手につけた愛称も忘れかかっていた...。

−−

だいぶ暑さが和らいだある晩夏の朝、おっかさは庭の草花の手入れをしていた。おてるは愛犬エルと庭
で遊んでいた。その時、近所のおばちゃんが「いつも綺麗な花が咲いていて、いいねぇ〜。」等とおっか
さに話し掛けてきた。暫く草花のことで話が盛り上がっていたが、ふと、おばちゃんが「この蝶ってなん
て言うのかねぇ?」と言った。すかさずおっかさが「たしかねぇ、ボンカレー蝶っていう名前だ
ったけど。」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そう、弟は小さい頃カレーが大好物だった。「今も好きらしい...」おてるの家ではカレーといえばボンカ
レー。で、イチモンジセセリの色がカレーに似ているというだけで愛称は「ボンカレー蝶」。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

おっかさのその答えに、自分は心の中で「うぉ〜懐かしい...って、おい、おい、そんな名前の蝶が
いるわけないじゃん。おばちゃん、ツッコミよろしく!!」と思っていたら...、


おばちゃん:「へぇ〜、変わった名前の蝶もいるもんだねぇ。」


って納得して帰って行った。

「こら、こら、納得すんなっ!(笑)」

イチモンジセセリを見て「ボンカレー蝶」と言っているおばちゃんがいたら、それはきっと、うちの
おっかさ近所のおばちゃんであろう(笑)。

ふと思ったがうちの定番のカレーが「ククレカレー」だったら、「ククレカレー蝶」になっていたの
かな?(笑)、なんか言い難いなぁ〜。そんなことはどうでもいいか...。


終わり。


▲Top