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飼育するには?


国産カブトムシの飼育方法
まずは基本である環境作りが大切。しかし、飼育に必要な用具類を用意すれば、案外簡 単に飼育できる。また用具類も近くのペットショップやホームセンターで全てが揃うは ずである。 それではカブトムシを飼育するにあたっての解説をしていこう。


用意する物
用意する物
1)プラスチックケース これはペットショップやホームセンターなどで簡単に手に入る。大きさは大きければ大 きいほどよい。ここでは幅が約30cm、奥行き約15cm、高さ約25cmのケース を使うことにする。この大きさだと約2ペアの成虫を飼育できる。 2)クヌギマット これもペットショップやホームセンターなどで手に入る。しかし、季節によっては手に 入りにくい場合もあるが、最近はちょっとした昆虫ブームでもあるので、そんなに苦労 することはないだろう。 上記の大きさのケースだったら約5リッターもあれば十分だと思われる。ちなみに、こ のクヌギマットだが中には粗悪品もあるので気を付けよう。国産カブトムシの飼育だっ たら値段が高い高級マットでなくてもよい。 3)昆虫ゼリー カブトムシというとスイカやメロンやトマトなんていうイメージがあるが、水分の多い 餌だと体調を崩すので専用の昆虫ゼリーがよい。また昆虫ゼリーの代わりにバナナでも よい。 4)足場用の朽木(餌入れとしても併用) カブトムシは足場がシッカリしていないと餌を食べにくいようだ。また、万が一、ひっ くりかえった時に起き上がれるようにするため、必ず、朽木は入れておこう。これが入 っていないと、ひっくりかえったまま起き上がることが出来ずに力尽きて死んでしまう 時もある。 この朽木なのだが、「ただの足場用」の物と餌となる昆虫ゼリーのカップを入れるため の穴があいた「足場+餌場用」の物がある。どちらを入れてもよいのだが、後者の足場 +餌場用の物が便利。でも、カブトムシは餌を食べる時のマナーが悪いので餌入れの穴 にセットしてあげても勝手に出してしまう(^^;。 5)小バエ避け 必ずしも用意する必要はない。ただし、これがあるとゴキブリ、アリ、ショウジョウバ エなどの虫の発生やケースへの入り込みを防ぐことができて便利である。カブトムシを 飼っていると必ずといってよいほど発生するので出来ることなら用意したほうがよいと 思われる。昆虫専門のペットショップで手に入る。また家庭用品で代用することもでき るので自分で工夫してみるとよい。


飼育環境作り
飼育するための用具類が揃ったら早速、飼育環境を作ろう。 1)飼育ケースに昆虫マットを入れる
飼育ケースに昆虫マットを入れる
カブトムシの寝床でもあり、卵を産むための場所でもある昆虫マットを飼育ケースに入 れる。時々、袋の中でマットが固まっていてものもあるが、それは手でほぐして崩して あげる。 昆虫マットの最適な量はケースの半分ぐらいの高さになるのがよい。多すぎるのも少な すぎるのもよくない。ただし、次で述べるように昆虫マットへ水分を含ませると少々マ ットの高さが下がるので、この時点では少し多めに入っていても大丈夫。 2)昆虫マットに水分を含ませる(重要)
昆虫マットに水分を含ませる
昆虫マットを袋からケースへ入れただけだと、ほぼ乾燥している状態に近いはず。カブ トムシは湿気た場所を好むので水分を補給する。ただし、保水し過ぎてベチャベチャに なった状態はマズイ。このカブトムシにちょうど良い湿気た状態というのが初心者には わかりにくいと思われる。 一番良いのが、上記の写真のように、保水したマットを手で握ってみて形が崩れない状 態がよい。手で握っても形が崩れる場合は水分が足りない。逆に手で握った時に水が滴 り落ちてくる場合はベチャベチャの状態である。 この調整がなかなか難しいので一気に水分を補給せずに少しずつ補給していくのが一番 よいやり方だ。 3)朽木を入れる
朽木を入れる
昆虫マットの上へ横にして置いておくだけでよい。朽木の下のほうをマットに埋め込み 縦に入れるのもよいが、どうせカブトムシが掘り起こしてしまうのが関の山なので、上 記の写真のようにしておくのが無難だろう。 また、カブトムシがひっくりかえっても起き上がれるように朽木の間隔を調整しておく のも忘れないように!!。ここで説明しているケースの大きさなら朽木が2本も入って いれば十分だろう。 4)昆虫ゼリーをセットする
昆虫ゼリーをセットする
朽木に昆虫ゼリーをセットするための穴があれば、そこへカップの上蓋を剥がし、カッ プ毎、穴にセットする。カップからゼリーを出す必要はない。1匹のカブトムシは1晩 で1カップ食べるので飼育ケースに入れるカブトムシの数分だけ昆虫ゼリーをセットし ておく。昆虫ゼリーを全て朽木の穴にセットする必要はなく、昆虫マットにカップを埋 め込むようにしておくだけでもよい。 5)カブトムシの成虫を放す
カブトムシの成虫を放す
ここまで準備ができれば飼育環境は整ったことになる。ということで、ここで、カブト ムシの成虫を飼育ケースへ放そう。あとは適切に世話をしていれば、勝手に繁殖までい くだろう。 6)蓋をする
蓋をする
カブトムシは力が強いので蓋はシッカリとしめておこう。また、この時に他の虫の侵入 を防ぐために穴の開いたビニールなどを飼育ケースの蓋へ挟ませるとよい。


日々の管理
飼育ケースの置き場所は直射日光が当たらず一日を通して涼しい場所が最適である。外 へ置く場合は雨が降り込まず風通しの良い場所が最適だ。とにかく、一日中日光が当た らない場所へ置くようにしよう。 カブトムシは想像以上な大食漢である。市販の昆虫ゼリーだと1晩で1匹が1カップの 昆虫ゼリーをペロリと平らげてしまうので、必ず一日に一回は餌の補給を怠らないよう にしよう。餌が無くなると激しい喧嘩をしたり餌を探し回って体力を消耗し一気に弱っ てしまうので注意が必要だ。 一つのケースに過密に入れてしまうと特にオス同士は殺し合いの喧嘩をする。彼らの力 は私達人間の想像以上なので酷いと首と胴体が離れてしまうような激しい喧嘩をする。 一つのケースには1ペア、多くても2ペアが理想的である。どうしても沢山のカブトム シを飼育したい場合はケースを複数用意して、それぞれのケースへ分散するのがよい。 昆虫マットの表面が乾いているようなら霧吹きを使って保水してあげよう。この時、霧 吹きの水滴がカブトムシの体に付着しないように注意する。もし、昆虫マットの外にカ ブトムシが出ている場合、一度、カブトムシを別のケースに退避させておいてから、霧 吹きで保水するのがよい。 カブトムシが寿命を迎えて残念ながら死んでしまった場合は、早めに死骸を取り除くよ うにしよう。多くの場合、オスのほうから先に死んでいき、最後にメスが死んでいくこ とが多い。死んでしまうと悲しいものだが、意外と昆虫マットの中に卵が産み付けられ ているのでカブトムシの成虫が全部死んだからといって昆虫マット毎捨ててしまうのは 注意が必要だ。成虫の死骸だけ取り除き、昆虫マットが乾かないように霧吹きで保水を 続けていれば新しい生命との出会いがあるはず。ここからが実はカブトムシ飼育で楽し い部分でもある。

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